大塚野乃子ヴァイオリンリサイタル
「ウィーンの光と影」が無事に終演致しました。
プログラムのご挨拶文にも記した様に
今回演奏したブラームスのヴァイオリンとピアノの為のソナタ第1番は演奏する機会をずっと待ち望んでいた曲です。
高校生の頃ヴェンゲーロフの来日公演でこの曲を聴いた時なんて美しい曲なのだろうと
子どもながらに思い、大学に上がり白井英治先生に弾いてみたいと話すと、この曲はもう少し大人になるまで待ってみたらと言われた事が今の歳になりやっと理解出来ました。
答え合わせは残念ながら先生と出来ませんが
きっとそうなのだと思います。
普段からヴァイオリンで仕事をしていても
リサイタル準備は全く別の事なので時間の確保が必要で、限られた時間の中で練習と
練習と言うよりどこまでイメージを膨らませられるか、またそのイメージを音にし聴衆に届けられるか毎日毎日試行錯誤し音楽に向かいました。
自分の表現したい音楽をする為には何より
体の使い方が重要で、そこにも重点を置き
トレーニングにも通い、確信を持ち本番に
向かいましたがクリア出来たところもあれば
やはり沢山の課題も残ってしまいました。
ここからがスタート。
今回得た確信が舞台上での確信となるまで
チャレンジは辞めれません。
何よりパートナーピアニストが私に沢山の事を教えてくれて、また彼女と音楽がしたいと心から思いました。
室内楽楽しい〜!
最後になりましたが
平日の特にお忙しい中、またこの日はとても
寒かったです、
お越し下さった皆さま本当にありがとうございました。
13.Dez.2022 @けやきホール